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毎月第1火曜は訪問診療
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歯周病菌によって歯茎が炎症を起こし、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていってしまう歯周病。歯を失う原因として日本で1番です。 歯周病の初期段階では痛みなどの症状がないため、気が付かないまま放置されてしまい、気がついた時には重度の歯周病だったという方は少なくありません。 歯周病は1本の歯だけでなく、隣り合う歯を含めて複数の歯が抜歯予備軍になる可能性があります。歯周病によって歯を失わないためにもきちんと歯周病に対する対策を行いましょう。
歯周病の主な原因は「歯周病の原因となる細菌」です。この歯周病の細菌は常在菌と呼ばれ、お口の中に常に存在する細菌です。この常在菌が磨き残しなどに含まれる糖分を栄養として増殖します。 その過程で出される代謝物質がプラーク(歯垢)を作り出し、歯の表面に強固にへばりつきます。このプラーク(歯垢)が歯と歯茎の隙間である歯周ポケットに潰瘍面を形成し、炎症を引き起こします。 このプラーク(歯垢)はやがて石灰化し、歯石に変化します。その歯石の中や周りにまたプラーク(歯垢)が付着することでブラッシングだけでは取り除くことができなくなり、毒素を出し続けることで歯周病は進行していきます。この炎症が歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨を溶かしていき、最終的には歯を失ってしまいます。これが歯周病で歯を失う原因となります。
出典:厚生労働省(e-ヘルスネット)
日本の歯周病の罹患率はかなり高いと言えます。 口腔検診受診者のみでもかなり多く、2人に1人は歯周病に罹患している状態と言えます。また、検査時に歯茎から出血した方は4割もいました。 これが歯科受診者ではない方もいれたら、想像以上に歯周病患者は多いのではないかと考えられます。それだけ歯周病という病気は身近であるということがわかります。
歯周病に気付かない原因は、歯周病最大の特徴である「症状が顕著ではない」ということが挙げられます。そのため、歯周病はサイレント・ディジーズ(静かなる病気)と言われています。痛みやしみるといったわかりやすい症状がないため放置されてしまい、顕著な症状が現れたときには、歯周病がかなり進行しているケースが多いです。 したがって、冒頭に示したとおり、歯周病に関連する症状があった場合は歯科医院で検査をすることを強くおすすめします。
もしかしたら歯周病かも?と思ったら、下記のチェックリストをご活用ください。
上記のような症状が1つでも該当する場合は歯周病の疑いがあります。 次に、歯周病の進行度合いをチェックリストと照らし合わせる形でご説明します。
歯と歯茎の間にバイオフィルムが付着すると、潰瘍面が形成され歯茎に炎症が起こります。目が充血するようなイメージで歯茎が腫れ、ブラッシング時に出血が起こります。 痛みが全く無いため、これが歯周病であると気付かない方がほとんどです。歯槽骨は溶かされていない状態なので、この段階で治療を行うことができれば、元の健康な状態へ戻すことが可能です。
歯肉炎・軽度歯周炎より更に進行した状態で、歯槽骨が溶かされることで4mm〜6mm程度の歯周ポケットがある状態です。 歯槽骨が3割〜5割ほど溶かされることで、歯のグラつきや食事の噛みにくさ、痛みを感じるようになります。 痛みがあるためブラッシングができず、歯周病を更に進行させてしまうケースが多くあります。歯肉縁下(歯茎の中、歯根)に歯石が付着しているため、ブラッシングだけでは改善できなくなります。
歯槽骨が半分以上溶かされており、歯周ポケットが6mm以上深い場合は重度歯周炎と診断されます。歯茎が大幅に下がり、歯根が見えてしまいます。
など、顕著な症状が出てきます。 重度歯周病にまで進行をすると、リスクの高い歯を抜歯する可能性もあります。これは長期的な安定を考えた上でのご提案になります。
歯周基本治療は
などを行い、お口の中が歯周病菌に悪さをされない状態を作り出します。 概ねこの処置で歯周病は改善しますが、それでも改善しない場合は歯周外科治療へ進みます。
歯周外科治療は、器具が到達しない場所に歯石が付着している可能性がある場合に、歯茎を切開して、汚れが見えるような状態にしてから歯石の除去と歯の滑沢化をします。フラップ手術やオープンフラップ・デブライドメントと呼ばれる治療です。 あくまでも歯周基本治療で改善しない場合に行う治療です。
適応症例は限られてしまいますが、歯を支える骨や周囲の組織を再生させる方法を歯周組織再生療法と言います。失った組織の部分に、再生誘導剤(エムドゲインやリグロスなど)を塗布または設置します。現在では確立された治療方法の1つではありますが、100%成功する治療ではありません。
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