滅菌、感染予防の取り組み
5月18日の読売新聞にて、歯科医院の滅菌対策に関する記事が掲載されました。
ヤフーニュースにも取り扱われていましたので、記事のURLを掲載しておきます。
ご確認ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140517-00050167-yom-soci
すなわち、7割の歯医者が患者様ごとに機器の交換をしていないことが明らかになった、ということです。
これは、大変重大でありまた残念な結果であると言えると思います。
歯科治療というのは身近であっるためにあまり意識がない方も多いと思いますが、出血を伴う、神経系に作用する等の点で言えば医科の外科手術と変わりありません。
外科手術を行うのに、前の患者様の際に使用したメスを使いまわしたようなものと言えば、今回の自体がどれほど大きな問題であるかおわかり頂けるかと思います。
当院では、滅菌管理は最重視して然るべきものであると考えています。
日本では、歯科医院を開業するにあたってオートクレーブという機器の設置が義務づけられていますが、当院ではこれに加えミーレという機器を通常使用しています。
オートクレーブは使用できない治療道具があるため、ヨーロッパでは歯科治療先進国のスウェーデンを始めとして設置が義務づけられていることが多いのです。
また、滅菌が終了したものはすべて空気に触れないようパッキングを施しています。
口内に触れる器具については、すべてユニットにて患者様の目の前で開封します。
こういった当たり前のことを愚直に行うことが、医療従事者としての責務なのではないでしょうか。
記事をご覧になって不安に感じた方も多いかと思いますが、当院はこのような感染対策を施しておりますのでご安心頂ければと存じます。